aroma recipe ~hiruma~

兵庫県西脇市 お気軽カジュアルアロマサロン 癒やしと健康を大切に・・・。

兵庫県西脇市にある、カジュアルアロマサロン「aroma recipe ~hiruma~」です。 ハンドトリートメント・レインドロップ(西脇初?)・耳つぼジュエリーを主に取り入れています。 健康に生きる。キレイになる。

ミニエッセイ「ポテチなんかの袋に入ったスナック菓子」

いきなりですが、いつもアロマのことばかりで、そればっかりなブログになってしまっているので(ま、サロンのブログなので当然ですが)全然別なコトもやっていこうかと思いまして、ここらでエッセイでもやってみようかなと。「自由気ままに思ったことを書く」のがエッセイの定義らしいです。不定期になると思いますが、興味があったら読んでみてください。

 

 


私は、どっちかというと「貧乏な家庭」に育った方だと思っている。
奈良県大和高田市にある借家に住んでいた。
どっちも共働きで、鍵っ子で、家に帰ってしばらくは家でひとりで留守番。
2つ上の姉が帰って来るまで、宿題をしたりテレビを観たりぐらいはしていた。

 

普通の家庭なら、母親が出る前におやつを戸棚に入れといてくれたりして、
「これ食べといてね」って手紙が置いてあったりして、でも勝手に他のものを
食べたら怒られたりして・・・?サザエさんの見すぎか?
そんな「普通」もなく、おやつが出る日なんてめったになかった。
でも、それが私の中では「普通」で。

 

友達が遊びに来た時は、袋のスナック菓子をポンと出されて「仲良く食べー」って言われるだけ。それでも「わーい!わーい!」と、袋をガザっと開けて喜んで食べたもんです。
でも、友達の家に遊びに行かせてもらった時に出される同じスナック菓子でも、
なんとご丁寧に、袋からお皿に出してくれて紙まで敷いてくれてて、
子供心に軽くカルチャーショックを受けたのもよく覚えていて、
うち以外の家に遊びに行ったときは、大概この形式で出されていた。
「うちのお母さんも、こんなんしてくれたいいのに」と思ったりして。
でも、「あかん」って言われるだけ。

 

そのあかん理由が、「無駄にお皿洗わなあかんやろ。水も洗剤ももったいないし、何よりジャマくさい」と、いつもそういう母親でした。
そう、「ジャマくさい」からしてくれない母親でした。

 

何でもそう。
誕生日やクリスマスなんかのデコレーションケーキを食べる時だって、
切り分けたらお皿に一切れずつ乗せて、小さいフォークで食べるのが普通の流れ。
うちはそれも違った。
ケーキが入っていた箱を分解する。それもハサミを使わず、手で破く。
家族4人分の、「簡易紙皿」が完成する。その上に切ったケーキが乗ってくる。
大人はコーヒーを入れて、混ぜたスプーンでケーキを食べさせられた。
ロウソクも火をつけてくれる時と、ない時があった。その時の親の気分である。
なんせ、ケーキのために皿もフォークもロウソクも「ジャマくさい」からである。
私は子供心にいつも「せっかく美味しいケーキやのに、皿ぐらいちゃんとしたらいいのに」って思っていた。でも、言わなかった。

 

そんな家庭に私は育った。そして、結婚した。子供も生まれた。
でも、そんな母親に育ててもらったからといって、同じ母親にはなるとは限らない。
「あんな風にならない」と思っていさえすれば、「ならない」から。

 

子供の誕生日やクリスマス、ケーキを買ってきてもちゃんとお皿とフォークは出してくる。ロウソクも必ず火をつける。「もう一回!」って言われたら何回でも飽きるまでロウソクに火をつける。
「やっと思い通りの普通の家庭やわ」と今は思う。

 

娘は今8歳。小学2年生。スナック菓子が大好きである。
ポテチを買ってこっそり置いててもすぐに見つけられて「食べていい?」ってなる。
食べてるのを見てると美味しそうなので、気がついたら一緒に食べてたりする。

 

ん、まてよ?袋から直接食べてるやん?

 

娘がまだ小さかったときは、食べる量もあったので、お皿に入れて出していたけれど、今はもう自分で開けて食べてたりするので、気がつけば皿はない。
結構だいぶ、皿なしスナック菓子歴が長いことに気がつく。
ま、「自分用」やからええか・・。と、簡単に許してるし!
しかも、「ジャマくさい」からではないと・・・。

 

子供の頃から、何百回と聞いてきた「ジャマくさい」という言葉は
何百回と聞いてきたおかげで、私の中でキレイにフタをされているのである。